2016年01月25日

SSG 高速薄膜重層塗布方式 1980年世界初

「モノ作りニッポン」、世界に冠たる日本の生産技術の象徴は富士写真フイルム(株)のコーティング技術でしょう。1980年代の映像がこちらにあります。動画はこちら(←クリック)

コーティングラインの生産性、品質性能はどのような方式を選択するかによって決まります。1960年代までは様々なコーティング方式がそれぞれの業界で存続しておりました。

 

2016年01月22日

コーティング技術コンサルタントの世界

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私がデザインをしたコーティングラインです。1980年型SSGモデルで、40,000分稼働/月 世界最強のコーティング記録を保持しております。

2014年04月30日

日本のプロ野球統一球問題をどう解決するか。

spo14041021010061-n1.jpg 日本のプロ野球は目下リーグ戦たけなわで、連日大勢のプロ野球ファンが各々のゲームの去就について持論を展開している所である。ゲームのコメンテーター、かっての名選手解説者も微妙なプレー内容について相当な強論を発しているが、その背景にある最も重要な問題は、一定の品質規格をパスした統一球によってすべてのプレーが行われているという大前提が不可欠なのだ。この問題の大前提を支えるためには年間約10万個の統一球を確実に供給できる生産技術が日本に備わっていなければ始まらない。この課題に対応できる生産技術力がミズノにあるのか否かを経営者は判断したのかどうなのかが問題である。

 モノ作り日本の製造業で多少とも田口玄一先生の品質管理を勉強した者であるなら、この品質ばらつき問題は、使用原料素材である、球の芯を巻いている糸の水分管理が不十分であったからであるという推論には容易に達するはずである。私もそれは過去の幾多の経験事例に照らして正しいと思う。 だが、それだけではこの品質課題解決できることにはならない。この課題をどう解決できるのかという問題になると適切な答えを出せる人は、これまで本物の生産技術開発に心得のある特別な人に限られるでしょう。

一番安易な解決策は、生産できる能力に見合った統一球になるよう従来通りの品質規格幅に統一球規格の幅を緩めるべきだという主張だ。多くの歴代名選手には、この考えに組みする人が多いはずだ。多くの記録がたまたまの巡り会わせによる偶然の産物であるということなのだろう。 しかし、ほかに手段がないのであればこの選択もやむを得ないところであるが、世界最高の生産技術開発の本場である我が日本のプロ野球界においては世界のお手本となる、厳しい品質規格の統一球を確立して頂きたいものである。 全数検査などという非現実的な方法ではなく、毎年10万個の公式ゲーム統一球を確実に供給できる生産体制を確立して頂きたいものだ。

 われわれ写真フイルム感光材料業界において乾燥技術開発を専門にしてきたプロの技術者は、既に工場にはいなくなってしまった。銀塩写真フィルムの光センサー核となるハロゲン化銀はその表面を天然素材であるゼラチンという物質で覆われて作られている。統一球の芯が糸で巻かれているのと類似の構造ではないか。

この天然素材原料の水分管理をどのようにすれば品質は保たれるのか、その解決の答えはまさに乾燥技術開発の専門技術者の手の内にある。私は、世界のホームラン記録がたまたま偶然の産物ではなく、世界一厳しい品質企画をクリアした、NPB公認統一球で達成される日が一日も早く来ることを念願している。 王やバレンティン選手のような年間最多年ホームラン記録が、あれはたまたまの偶然でしょと言わせないためにも大事なことである。 ぜひとも世界に冠たるモノ作り日本の生産技術を活用して頂きたいものだ。

2014年04月06日

1960年代の生産技術開発 世界最強コーティングラインの現場

2014年04月06日

高速の薄膜同時重層塗布技術 (SSGコーティング)

2011年11月23日

Evaluation of 'SSG' Coater

2 OBJECTIVE and RESULTS

  Evaluate the performance of 'SSG' for applying high solids capsule formulated coatings. All comparisons to be related to air-knife developed CB functional surfaces.

 Functional TEST Performance

  Excellent agreement exists for all functional test values developed from surfaces applied by two coating methods when compared at equivalent active coat weights. Test values for all products are presented in the Appendix. This is also the case for comparisons of imaging developed as a result of form printing. Photomicrographs of selected air-knife and 'SSG'- coated smples cinfirmed surface similarities.

 Operating Performance

  It is obvious STG has acieved a high level of success in the development and understanding of the operation of the 'SSG' coater equipment. Very little difficulty was encountered in establishing operation and equilibrium of same. Coat weights and speed changes are accomplished easily. All requested speeds and coat weights are accomplished with no need for repeat runs. Constant attention is not necessary to maintain the outer edges of the coating as it fall to the sheet. Contraction of the film results in a color bead generation and this had been the biggest weakness of curtain coating method but 'SSG' coating has completely resolved edge bead problem.

画像 2272.bmp

 

 

CONCLUSION

  The 'SSG' coater can apply high solids capsule coating formulations at high speeds, allowing capsule usage and surface functionalities to be equivalent to air-knife developed products.

RECOMENDATION

It is recomended Specialitiy coated papers and films producers in the world purchase either a single or double applictor 'SSG' coater unit. The latter is preferred for it provides for more operating flexibility in CB manufacture and also allows a very efficient method to be developed for self-contained product , thermal paper, ink-jet paper manufacture. It is further recommended  that the initial unit be installed in the Research pilot plant to provide an opportunity to study the process needs for this initial scaled-up model. 

BSG01.jpg

 

2011年11月23日

Evaluation of 'SSG' Coater

1. INTRODUCTION

  Carbonless CB formulated coatings are primary applied with air-knife coating equipment. The roll application of these relatively low solid solids coatings followed by air-shear doctoring provides uniform surface coverage of the base paper at low coat weights. In addition, reasonable separation is maintained between the locations of capsules and stilts to provide the handling smudge resistance required for this surface.  In general ,air-knife coating units are speed-limited and require a significant amount of drying equipment to dry low solids coating films without disturbing their functional performance. There was little need to pursue the coating methods,primarily due to the solids limitations connected to capsule manufacture which restricted the final solids of the coatings.3roll AKC.JPG

 

 Today, however. methods have been developed to manufacture capsules at significantly higher solids. Capsule manufacturing reserch has developed and demonstrated a number of chemistries and associated preparation procedure to give capsule slurries at 40 per cent and greater solids.  This provides the basis for increased coating solids which allows more product capability from drying units of existing coaters.  Unfortunately, air-knife coating using high solids normally has to be run at slower speeds to apply low coat weights.   Therefore, Research is looking for other coating alternatives that will meter low coat weights at high speeds using higher solids coatings. 

   STG of Japan has develped 'SSG' coating unit which we claim will meet this need.

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2011年07月20日

極薄化するフィルムの動向とプロセス上での問題点とは?

高機能複合材料の製造分野は、21世紀の製造業におけるグローバル競争において我が国が最も優位性を発揮している分野である。
特にプラスチック基材の表面に各種機能を有する薄膜フィルムを重ね合わせて構成
されるフラットパネルディスプレイや、タッチ
パネル等に代表される高付加価値、高成長商品分野では独占的な市場制覇を実現している。
トップグループによる熾烈な技術開発の先陣争いの最前戦が今後どのように展開されるのかについて
考察しよう。

 

これからのコーティング技術:


 その主戦場はコンバーティング業界と呼ばれ、そこで最も大きな航空母艦としての力を発揮するのがロール・ツウ・ロール方式の
コーティングラインである。
配備されるコーティングヘッドの様式がいかなるキーテクノロジーに基づき、どのような編成でどのくらいの基数が配備されてい
るかが、この業界の制空権を左右する物差しである。
そのグループの効率的な製品供給能力、市場支配力を決めポテンシャルは、偏にコーティングラインの性能、生産技術の高さにかかっている
と言っても過言ではない。
 1960年代の初めより、世界中の名だたる素材メーカーやその生産のための機械設備メーカーがこぞって参入しその後40年あまりにわ
たって市場覇権競争を続けてきた歴史がある。
コンバーティングの生産技術は、コーティングを中心とし、ラミネーティング、プリンティング、スリッティング、カッティングなど
多彩な要素技術が並列又は直列的に複合化されて初めて成立するものであり、各々の要素技術の総合力によってその事業の持続的成長性が評価される。

 

Coater&Dryer.JPG 

図1 ロール・ツウ・ロールコーティングライン(コンバーティングの航空母艦)

 

生産性を高める技術開発の基本スローガンは、「均一」、「高速」、「倍巾」、「重層」、「両面」の飽くなき追求ということである。

個々のスローガンを、それぞれ生産性係数2で可能にする技術的イノベーションを実現するのが生産技術開発のミッションである。

(生産技術開発研究には、最低3年ぐらいはかかる。従って、生産性係数が2未満のテーマというものは、意味をなさない。)

生産性を2倍に高めるテーマをいくつか合わせることにより、プロジェクトが成立する。

フィルムの厚さ、コーティング層の厚さの均一性を2倍高めることが出来る技術は、生産技術部の研究テーマとなる。 

 成膜や、塗布速度を2倍にする技術は、導入を検討する意味がある。 

 

単純に平滑な表面を求めるコーティング技術から、膜の厚さ自体の均一性を求める塗布技術イノベーションを世界に先駆けて

手がけ、開発に成功して最初に実用化したのは、1980年のことであった。 (紙の表面に、銀塩感光材料(写真フィルム)の生産

で培ってきた精密コーティング技術を施した。) つまり、2倍の均一性2倍の高速度で、ラフな粗さの支持体(紙面)上に輪郭

コーティングした。(世界初)  生産性は、5倍以上向上した。 世界各地の有力製紙メーカー(7社)へ技術供与して、都合25年

間にわたってロイヤリティー収益を稼いだ。

 感圧紙4号塗布機(富士宮).JPG

「ギーサー」と呼ばれる、戦中にドイツから導入された特別なコーティングヘッド設計技術がある。 その際にその

本領を発揮した。 「ギーサー」とは、一体どのようなもの何なのか、その本質を知る現役技術者は、ほとんどいなく

なってしまった。(インターネットの「キーワード検索」でどこまで辿ることができるだろうか?) 

 

 「ギーサー」が、平滑コーティングから輪郭コーティングへのイノベーションの「核心技術」の一つの要素となっている。

基材の凹凸や厚さの精度不足を補いつつ、塗膜の厚さの均一性を追求する流れの起点でもある。 

 

 

film coating.JPG ⇒ film coating2無題.bmp

 図2 平滑コーティングから輪郭コーティングへ

 

 

bar coater.JPG

blade coater.bmpblade coater2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

                     

roll coater.JPG  die coating1.JPG  

 

 

die coating2.JPG

 

コーティングヘッドの様式から見ると、ここに図示する過程を経てダイコーティング方式が今や

コンバーティングの主流となってきた。

「ギーサー」を駆使したダイコーティングは、薄膜を均一な厚さに仕上げる究極的な方式と言える。

「ギーサー」には、C型ギーサー、E型ギーサー、F型ギーサー、G型ギーサー、等というものが

あり、これらを様々な場面にて使い分けるのがポイントとなっている。ちなみに、先のK4号機のライン

では、「K型ギーサー」が使われた。

2010年07月15日

光学フィルムの生産技術、モノ作りニッポンの真髄を学ぶ

optical film(s).jpg 日本の製造業が世界市場においても通用するためには、何が必要なのか? それには長年にわたってダントツの収益性を保証できる生産技術力の裏付けがなければならない。

「そんな夢のような話が実際にあるのであろうか?」

左の画面(ダブルクリックで拡大)は、日本経済新聞の7月14日、15日の記事であるがいずれもフィルムメーカーの生産能力増強計画について報じている。これから更に市場の成長拡大が予想されるフラットパネルディスプレイ事業分野での能力増強の計画である。

1) クラレの光学用ポバールフィルム(世界シェア80%)の新ライン導入(愛媛県西条事業所)

2) 富士フイルムの光学用TACフィルム(世界シェア80%)の新ライン建設(熊本県菊陽町)

 どちらのフィルムも液晶テレビ等のパネルにはなくてはならない機能材料であるが、なぜ日本のメーカーが世界の市場シェアの80%も独占しているのであろうか? 

 多くの化学材料メーカがひしめく中にあってなぜ、クラレや富士フイルムはこのような独占的シェアを確保できているのかを考察、分析、解明することにより、いかなる生産技術的要素が、日本の製造業にとって21世紀の生き残り戦略の必須要件、鍵となるのかが見えてくるのではなかろうか。

 まず、この製品群はマスマーケット向けであるため顧客に対して大規模な製品の安定供給能力を備えていないと始まらない。しかも、品質的な要求レベルは極めて高いということである。毎日生産ラインから排出される製品が全て無検査で出荷出来るよう、生産ラインの工程能力が高められていなければならない。

 自動車や家電製品のようなアセンブル商品であるなら、故障が発見された時点で直ぐにラインを止めて故障個所を組み立て直せば取り敢えずの急場はしのげる可能性がある。時には、人海戦術なども使えるであろう。中国の工場の生産加工ライン等はいずれもこのスタイルと言えるだろう。 即ち、品質上の不都合が起こった時に何らかのやり直しが出来る生産ラインの場合は、その日本の製造業はグローバル競争に勝てないというのが第一の結論だ。(我々は、人海戦術では対応できないような土俵で戦おう。)

 次にいえることは、製品の基本的品質が一般の計測器では張ることのできない品質を売りにすることである。ポバールフィルムもTACフィルムも材料そのものは何も特別な特性を備えた材料ではない。しかし、これらのメーカーの製品となると使ってみると他のものと全然違う特性を備えている。この性能は、簡単な数値では表せない性能であることが分かる。シートフィルムをテーブルに広げたり、吊り下げてみたり、重ねておいたりした時の姿が違うから不思議なのだ。共通して言えることはどちらも原材料を一旦溶かして溶液にしてからフィルム膜を作り上げるのが基本的生産工程であるということである。一本一本バラバラになったポリマー分子が、溶液状態から膜形成されるその生い立ちで先程のような優れた特性が作り上げられるので、その段階段階をきちんと追っかけないとその本質を理解できないことになる。

 しかも、その工程ラインがとてつもなく長いのが特徴だ。建物全体は、かっての戦艦大和の図体よりもながくなることも珍しくはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年10月09日

カーテン塗布とは? 60年代の生産技術をいかに発展させるか

動画でカーテン塗布現場の雰囲気を感じて下さい。 これは、今話題の クリスピークリームドーナッツ (クリックで表示) の生産ラインです。 1960年代の生産技術が食品業界では最近日本に上陸し、東京の新宿ではお店に長蛇の列ができるような繁盛ぶりでした。今年の夏に訪問した米国のフロリダでも同じような光景を見てきました。この技術の原点はhttp://sensinjuku.blogdehp.ne.jp/article/7535171.html です。

 様々な素材料の表面にその素材の付加価値を高めるために、均一な薄膜を形成するための要素技術です。この要素技術をどのようにしてブラッシュアップし新しい商品の生産技術として高められるか、その開発力が問われています。毎分1.0m程度のライン速度を毎分2000mまで高める技術、処理ラインの幅を1mから8m幅まで広げる技術、一つのコーティングヘッドで同時に10数層の異なる機能を重ねあげて作り上げる技術、各層の厚さは0.5μmから数mmまでと様々な要求にこたえることが可能です。 これらの技術の応用分野は、紙、板紙、木材、鋼板、非鉄金属、ガラス、IC基盤、各種プラスチックフィルム等などあらゆる分野に拡がっています。そして最近ではリチウムイオン電池やフラットパネルディスプレイ(液晶、有機EL、ファインセラミックス等)の有機溶剤系の先端材料の生産分野にまでる進化、発展してきました。

 この技術の一番の特徴は、最もポイントとなる塗工段階では人が一切かかわらない(無人操作)ということと、その最終条件を築き上げる前段階が、すべてを人手で行わなければならない繊細な過程が必要であるということです。 このような生産ライン固有の特徴が、日本のモノ作りが競争の激しい世界市場で戦うためのコア・コンピタンス、持続的成長と発展を保証できる分野であると確信しています。

 そして、更に重要なポイントは無人操作で行われている重要な工程の品質保証をいかに行うかということです。 あらゆる検査をして品質欠陥を見つけ出すというのは、意味をなしません。検査をすればするほどその工程ロスは増大し、得率が低下し、検査をすること自体が新しい工程故障の原因となることが起こります。 多くの生産ラインがその収益性を確保できない根本的な原因はここにあります。

 検査をしても見つけ出すことができない品質故障をどのようにして完全に排除し、市場に出荷する最終製品の顧客満足を達成するか、それが半世紀をかけて私達が取り組んできた生産技術開発の基本的命題でありました。

2009年09月23日

製造業の信用、ISOではカバーできないもの・・・。

 日本の製造業が「ブラック会社」にならないための要件は何か。 多くの製造業がISOの認証取得に走ったのはいつのころだろうか?

「ISO 〇〇〇認証」取得がトップからの至上命令となり、日本中の製造現場がその対応に奔走させられた。 別にそれが特別悪いという理由はないが、そのお陰でどうしても日常的にコツコツと進めなければならない新規の生産技術開発という重要な任務がなおざりにされてしまったのが大きな問題であった。 製造現場のキーパーソンが「技術者」である自分を横の方に封じて、皆が「管理者」に走ったということが後々のために大きな負債を残して、それまで順調な成長、発展を遂げてきた日本の多くの製造業を「ブラック会社」というイメージで代表されるような現場にしてしまった。 

製造業の本当の実力は、そのコーティングライン(生産ライン)の能力で決まる。

その能力を日々の製造を通して皆で磨きあげて、次々と改良、進化さていくことが肝要だ。自らがその生い立ちから熟知しているラインには、その長所、短所が手に取るように分かるから、たとえ何かの拍子で工程故障が発生してもその原因や発生の仕方、対処の方法は係長のデータベースに具に登録されているはずである。 ISO認証というのは、それを誰もが同じように共有化し、工程管理をマニュアル化して、出荷製品の素性を明確にしようとする意図が根本にあると思われるが、我々の生産ラインはその稼働結果と状況を数枚の紙上に数字等で表現できるほど単純なものではない。工程管理図をつけて、規格の中に性能評価が入っていればOKであるというような単純な評価で我々は品質を見ているわけではない。

 そもそもその性能を測定することが難しい製品も沢山ある。もし測定出来たとしても、その個々の数値だけを見ていても意味がない。

 一連のデータの流れ、周波数や波長が重要なのでありそれをスポット的にサンプリングして合否を判断できるような計測センサーなどある訳がないのである。

 では、どうやって出荷製品の品質を保証しているのか? ここがISO認証の審査官の着目、評価するポイントと思われるが、それはとても俄に現場に入ってきた部外者にとっては理解を超えている仕組みが日本の製造業の現場にはあるのだ。

 製造現場に人々には、自らの生産ラインに他者の想像を絶する思い入れがある。 どのような生産ラインを備えているかが、日本の製造業の高収益の源泉である。 新しいラインをスクラップ&ビルトで建設してもそれで実際に製品の生産が可能になるには、建設完了後少なくとも2〜3か月が必要ではないか。 それに対して自分の生産ラインをリフォームするという発想は非常に重要な概念である。私達の現場では、30年、40年と稼働し続けているラインが沢山ある。 それらのラインはみな、その都度必要なリフォームを重ねて進化をしてきた。 

リフォームをした後の再稼働するのには、通常2〜3日の助走で直ぐに稼働が可能な体制を備えている。 

生産設備の収益性を左右する要素は、生産能力ではない。 その稼働率がどれ程高いかで測られなければならない。

高い設備投資をしてもその稼働率が何年も低水準で低迷しているようではとても高収益な製造業とは言えない。 

高収益を確保するためには、とっくの昔に減価償却を済ましてしまった古い生産ラインで作り続けるところにあると考えるべきだろう。 

 

2009年08月24日

高度な数式処理で性能を評価

 いま、「モノ作りニッポン」で最も注目を集め、それぞれのトップ企業がこぞって注力をしている分野は高機能複合素材の生産技術開発である。具体的には、ハイブリッドカー等の市場拡大が見えているリチウムイオン電池、太陽光発電パネル、宇宙用半導体材料、造水プラント用高機能分離膜等の生産技術開発分野である。これらの一つ一つが、21世紀の日本の繁栄に直接つながる重要テーマであることは論を待たない。

 いずれもその基礎的な基本原理はずいぶん昔から明らかになっているものの、それを活かした生産技術の開発の方が追いついていないために、皆がその実現に全力を注いでいるといった所であろう。

 例えば、「モノ作りニッポン」の目指す究極の電池はリチウムイオン電池であり、その正極材料はコバルト酸リチウム、負極材料はリチウム炭素間化合物という選択がベストな組み合わせであるということは、わが国の優れた先人達が明解に述べている。(参考:「リチウムイオン二次電池の話」 西 美緒 著) 

 新しいFPDの有機ELの分野では、山形大学の城戸先生、カーボンナノチューブでは信州大学の遠藤先生というように他のそれぞれの高機能材料についても皆、それぞれの分野の世界的権威者が立派な研究成果を発表している。 これらの分野での日本の基礎学術的な実力は相当なものなのであるが、では産業化に向けて何が問題なのであろうか?

 いま問題であるのは、これらの高機能複合材料をどのように生産するのかの技術開発である。基本原理が確立しその性能を保証するサンプルも出来ているのになぜ、市場に製品を送り出す生産技術がないのかと多くの人は不思議に思うだろう。

 試作サンプルが作れるのと、製品を市場に出せるのとはまったく別である。 試作サンプルは、国からの補助金等の助けを得て、一流の研究者が取り組めば大学等の研究室でも十分できるだろう。 しかし、製品を作るには資金と世界市場に販売ルートを持っている企業の経営トップの特別な思い入れがなければとても実現できない。

 生産技術の一番難しい点は、マーケット向けに大量につくられる全ての製品の品質保証である。特にこれらの製品群はどれも使い捨て商品ではない。耐熱性や耐久性の性能保証をどのように行うかというのが生産技術確立の必須要件である。

 どれも安全がからむ商品であるため、品質保証を確率で安易に片付けることはできない。全ての製品が全ての品質規格をクリア―していることが必要だ。製品は毎日大量に出荷されるので、今日完成した商品はその日のうちに出荷判定をすることが求められている。ここで、更に重要なポイントは昨日できたばかりの製品の数か月先の性能がどのようであるかを正しく評価する技術が求められている。 これは単なる計器による計測や外観検査でのチェックでは出荷判定はできない特別な物があるというのが最も重要なポイントである。 

 「モノ作りニッポン」が世界のどこにも負けない普遍的価値を発揮できるのは、まさにここの視点の有無にある。

 NASA宇宙センターの管制室の状況をみると分かるように、完璧な品質保証(出荷OK)を行うための米国式のやり方は、とてつもない人手と設備、金とエネルギーをかけている。 「モノ作りニッポン」では、これをいかなる合理的なシステムで現実的に対応するかということになる。

 高速コンピュータを使った高度な数式処理でこの命題に応えようという研究とその成果が最近発表された。 高度な数式処理.jpg

高度な数式処理_0001.pdf

 これが、今後どのように発展していくのかを注目したいと思うが、少なくとも製造現場においてのNASAスタイルはとても現実的ではないだろう。

どの位のコストをかけて、何を、どのように、何によって、保証するのか? 

これが「モノ作りニッポン」コンサルティングの真髄である。

2009年08月23日

製紙産業をどう育てるか?

 再編製紙産業.jpg製紙産業再編.pdfモノ作りニッポン、日本の製造業をどう育てるかという課題に対してほとんどの経営者、経営コンサルタント、経済学者は市場分析、生産設備の稼働分析、コストダウンそして最後は経営統合という流れで物事を考える傾向が見受けられる。 特に内需依存型の製品分野では、日本の総人口が急速に減少するという避けられない社会的要因があるため、市場の拡大が見込めないということから経営統合しか生き残る道が見いだせないということなのだろう。 製紙産業界も今世紀に入ってひたすらその道を模索して業界全体が迷走しているように思われる。だが、製紙産業は確かに内需依存型の製造業ではあるがキリンやサントリーのような飲料業界とは一線を画した、技術開発が事業の中核をなす製造業なのである。日本における紙の歴史は非常に長く、その総合的技術レベルは世界随一と言っても決して褒めすぎということはない。紙は人間社会にとっては必須、不可欠でありパルプという再生可能でこの地球上に存在するもっとも安価な自然素材を原料とする商品である。一方、単位重量当たりのエネルギー消費量が最も多いため、環境影響負荷の大きい商品でもあるわけだ。

  このようなことを考えれば、この産業の将来はまさに技術立国ニッポンがあらゆる総合的技術力をフルに発揮して、環境重視の経営方針を前面に出して真正面から取り組み育てるべき製造業であると言えるだろう。

  技術系でない経営者の安易な経営改革ではなく、技術革新を起点とした「モノ作りニッポン」の事業発展を目指すことが必要だ。

生産規模の拡大、すなわち増産を前提としたコストダウンばかりを目指してきたこれまでの経営体質を抜本的に変える必要がある。 世界中の製紙産業は、これまで数十年の間常に規模の拡大による競争を繰り返してきた。その原点は、無尽蔵にあるもっとも安価なパルプ原料を使い始めてからの歴史的流れであるが、21世紀という新しい事業パラダイムにおいては大量生産、大量消費という収益構造は認められないのである。 これは日本のみならず中国に行って製造したとしても状況は同じである。 即ち、製紙産業は大量生産、大量消費という意識を全て捨て去り、少量多品種生産方式が最も求められる製造業ということが言えるだろう。そしてその原材料も自然環境保全を最優先に考えるリサイクル再生紙を主体にした生産方式でなければならない。 これは、決して夢物語ではない。日本から世界に発信できる技術革新により十分実現が可能なシナリオが具体的にある。 ただし、これは一企業の努力で実現できるものではない。業界全体、そして日本国中全体が、少量多品種生産方式で資源を大切にする再生紙リサイクルという社会的使命の実現を目指すという合意がなされなければならない。

 狭い国内市場で業界が多極化し、地産地消という常識すらが通らないようではますますこの業界の混迷が深まることが危惧される。

2009年02月20日

塗工プロセス開発  その実践的手法と技術開発の事例紹介

日時:2009年3月6日(金) 10:30〜16:30

会場:東京 お茶の水 中央大学駿河台記念館

主催者:株式会社 情報機構   講師推薦割引あり(添付の講師割引申込用紙でお申込み下さい)

 情報機構セミナー2009.pdf

     TEL: 03−5740−8755

要訳: 

塗工プロセスにおいて最も重要な課題は、生産ラインを如何に止めずに連続で走らせられるかということに尽きる。一定の品質を長時間連続で維持し続けることが生産技術レベルを測る最も明解な物差しである。 自分の生産ラインは何時間無停止で生産を続けることができるか、そのデータを採取してみよう。その時間が3日間以上であれば、まず合格点。そして、一ヶ月間のトータル稼動時間が40,000分に達するなら、その製造業は世界中のどこと戦っても負けることはないだろう。私達は、1980年代にそのような目標を掲げて様々な生産技術革新にチャレンジしてきたが、本講ではその現場的課題の解決法について様々な具体的事例に基づいて紹介する。
2007年09月16日

製造業の進化論

製造業が持続的発展をし続けるには、そこに独特の進化論がある。世界の工場と言われるくらい隆盛を極めた多くの日本の製造業が、20世紀終盤にバブル経済の煽りを食らって空洞化し、次々と淘汰されていった。しかし、その一方でしぶとく生き残って頑張っているところもあるし、むしろトヨタ、キヤノン、シャープ、リコー等のように世界に君臨しているところもある。
生き残る企業は、数が少なく圧倒的に多数の企業が立ち行かなくなっているため、もう日本では製造業は難しいのではないかと多くの人たちが思い込んでいるだろう。土地代や人件費、エネルギーに環境問題などを理由に、多くの非技術系の人たちが悲観的な見方をしている。

では、真実は一体どちらなのか?

勝ち組と負け組みを分ける大事な法則がそこにある。
日本人は、元々世界に類を見ないほど製造業に適した国民性を持っている。これは、長い歴史と農耕文化に裏付けられたもので、それが明治維新以後、欧米から移入された産業による通商立国強兵思想と一体化して爆発的に開花した進化の歴史がある。その流れを脈々と受け継いでいるのが、現在も世界において君臨している先のトップ企業群であるといえるだろう。
このように持続的に発展を維持し続ける成功の秘密は何か? 
それは、一言で言えば「改革の持続」ということになるだろう。改革を持続する意識がなければ製造業は生き残れない。
人間は、苦しい思いをして一つの成果を達成すると誰でも、そこに安住する心が生まれてしまう。それがきっかけとなって大きな停滞に繋がって行く訳だが、「改革の持続」を重ねることによって更に進化の道が見えてくるものなのだ。

製造業が改革するためには、単なるコストダウンでは駄目だ。「新しい生産技術の開発」という中期的な視点での進化を目指せなければその企業は停滞へ向かい出す。
生産技術開発というのは、通常生産性を二倍、三倍に高める技術開発である。実際にかっての私達は、生産性を八倍に高めようという具体的な生産技術開発の目標で動いていた。それは、世界の巨人である、イーストマン・コダックを打ち負かすためにどうしても必要な、生き残るための切実な目標であったからだ。
これから製造業として世界市場で生き残って行くためには、独自の生産技術開発で生産性を数倍に高める大きな開発目標を掲げる、その意識が先ず必要である。
若い世代の人達には、具体的な過去の数々の事例を参考にして頂いて、21世紀の「モノ作りニッポン」の新しいシナリオ創りにチャレンジして頂きたい。
2007年08月30日

写真印画紙で、モノ作りニッポンが業務提携

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 写真用印画紙の世界シェアは、現在日本企業が圧倒的な世界シェアを占めている。元々は、イーストマン・コダックを筆頭とする欧米企業が市場を牛耳っていた分野である。
 私達現役の頃は、常にコダック(米)やシェラー(独)の品質をお手本にして生産技術の向上に明け暮れていたことを思いだす。実際に彼等の生産技術は優れており学ぶべき点が多かったのだ。
 では、なぜ今この技術分野の勢力がこのように様変わりしてしまったのだろうか? この謎をしっかりと分析することが、これからのモノ作りニッポンを考える上で極めて重要な切り口である。勿論、日本人がモノ作り分野で最もその強味を発揮できる素質をもっていたから、このような大逆転が起きたのであるが、ただ全ての製造業でそのようなことが起こっている訳でではない。
 モノ作りニッポンが世界市場で君臨して行くためには、物作りにおける特別な作法が存在する。

 かっての銀塩写真がデジタル写真に進化し、写真業界は急激な方向転換を迫られているが、富士写真フイルムと三菱製紙は、流石にどちらもそのモノ作りの勘所を知り尽くしている。お互いがそれぞれの得意技術、経営資源をよく理解できる永年の間柄なのだ。この業務提携が、両社にとってもまた日本の国益として新しい展開を示すものと私は確信している。
2007年01月11日

乾燥技術を見直したい

 「塗布方式を見直したいが、乾燥がネックになって・・・」というケースが非常に多い。塗布については、色々と知識が入ってくるがその後の乾燥工程に関する技術がないので思い切った改造が進められないという課題である。
 
 実際問題として、乾燥技術者を特別に抱えている製造業は殆どないのが実情である。しかし生産工程を考えると乾燥技術のウエイトは非常に高く、塗布方式を改造しても乾燥工程の見通しが立たないと、具体的な改造が進められない。それは、乾燥技術が製品の最終品質と極めて密接に関わっており、確固たる品質保証の確信が持てないとそう簡単には手がつけられないのが課題の本質である。
 ただ早く乾けばよいといえるほど現実は甘くはない。

 コーティングラインのリフォームを考える場合に、常に重要なポイントとなる乾燥技術について理解を深めていただくのが、このセミナーの狙いである。
 これまで、機械メーカー任せにしてしまった乾燥工程を、今一度製造メーカー自身の品質設計者の視点で見直してみることが大切である。
 コーティングラインのリフォームを、確信を持って進められることになると思います。
 
この専門技術セミナーに関する相談や、出張講演をご希望の方は、本サイトにある「洗心塾モノ作りニッポンセミナー」申込フォームからお申込下さい。


精密塗布膜の乾燥技術とトラブル対策

講師    :
中村サブラヒ・テクノロジスト事務所 技術士 中村 博昭  <専門>生産技術開発
<略歴・活動>
元富士写真フイルム(株) (社)日本技術士会 化学部会 幹事 洗心塾セミナー主宰


講演内容 :
1.乾燥技術討論に必要な基本用語とその意味

 1.1 そもそも乾燥とは何か?なぜ乾燥技術が必要なのか

 1.2 空気−水系をモデルに考える、乾燥技術の基本ファクター

 1.3 乾燥のし易さ(湿度)の計り方。湿度図表とは何か。湿度図表の見方と使い方

 1.4 湿球温度の正しい定義と乾燥技術討論におけるその重要性

 1.5 熱と物質の同時移動に関わるいろいろな要因、各種要因の単位系について

 1.6 機械設備屋さんと化学屋さんのコミュニケーションは

 1.7 伝熱係数と物質移動係数の相互関係について(Lewisの法則とその活用)

 1.8 伝熱係数の測定に関する私の経験



2.材料と乾燥速度曲線について

 2.1 乾燥速度曲線とはどのようなものか

 2.2 最新CAE技術を活用した乾燥シミュレ−ション

 2.3 膜物性を考える

 2.4 乾燥品質とは、具体的には何か。乾燥技術における現場データ

 2.5 あなたは現場データの切り口から何が読めるか 練習問題Q&A

 2.6 乾燥品質の評価方法。何をどう評価するのか



3.塗布機における乾燥技術

 3.1 塗布機全体における乾燥設備の位置づけと基本レイアウトの考え方

 3.2 乾燥設備設計のための基本方針、塗布技術とのコンビネーション

 3.3 乾燥技術、50年の進化について

 3.4 塗布機のライフサイクルと乾燥設備の変還事例集

 3.5 特許に見る特異な乾燥技術とその分析、世の中にある様々な乾燥技術

 3.6 自ら開発・設計・製作した乾燥装置、その時考えたことは

 3.7 これからの乾燥技術



[質疑応答]
2006年10月27日

日本の製紙産業再編の混沌、シッカリしてもらいたい

ss-製紙産業再編.jpg 

 日本の製紙産業の再編が、ますます泥沼に沈み込んでいるのが非常に憂慮される。

 このような問題は、国家戦略として経済産業省の指導の下で適切な経営再編計画を進めるのでなければ上手く行くわけがない。かっての日本の国家官僚がニッポン株式会社といわれる程に高く評価されたのは、その辺の舵取りがシッカリしていたからである。今隆盛を極めている先端製造産業群は、皆その国家戦略に従って現在に至っていることを忘れてはならない。

 製紙業界の競争相手というのは、国内メーカーではないということを誰もが分かっているはずなのに依然としてこの日経新聞の報道にあるような騒動を重ねていては、日本から製紙産業がなくなってしまっても不思議ではないだろう。

 国家の産業政策として、そのようなことになっては誰もが不幸になることは目に見えているでしょう。


 各製紙メーカーが挙って取り組まなければならないのは、ニッポン独自の生産技術開発である。

 中国や東南アジアと同じような設備で作れる紙を同じように作っていたのでは、たとえいくら経営の統合化を図っても生き残れる可能性はゼロである。

 彼らの設備はずっと大きいし、新しい。
 経営もスピーディーで量産効果も上げやすい条件が整っている。
 同じ土俵で戦っては、結果は明らかだ。

 ニッポン陣営が生き残れる道は、唯一つで彼らの生産技術では作れないモノを作るしかないのである。

 
では、「我々は何を作ればいいのか?」
 

 その答えは極めて明解である。我々の強味は、非常に高度に発展した市場を持っているというということである。そのことを念頭において戦略を考えれば、自ずと答えは見えてくると思うが如何か。

 技術のことが分からない人達がいくら寄り集まっても、モノ作りニッポンの突破口を見つけ出すことは不可能だ。

 その象徴が、今回のTOBに始まる一連の製紙産業再編騒動であると私は理解している。

 

 
2006年10月08日

光学系フィルムの製造工程におけるキーテクノロジー

−成膜、塗布・乾燥プロセスにおけるトラブル対策−

●日 時 平成19年2月上旬 

●会 場 洗心塾にて(出張も致します)

●プログラム

1.光学系フィルムとは何か
   テーマの本質を考える

2.光学系フィルムの生産技術発展の歴史を振り返る
   モノ作りニッポン小史 50年の歩み
   戦艦大和から宇宙戦艦ヤマトへの道程

3.製造を支える各種要素技術について
   本物の生産技術は、どこにあるのか
   本物の見分け方、本物を手に入れるには

4.「試作品」と「商品」との間の高い壁
   検査技術では、商品は作れない
   市場クレームを出さないための生産技術

5.これからの生産技術開発,差別化のポイントは何か
   先端技術と現場テクノロジーの融合


    [質疑応答]

「セミナー」のご相談、ご用命はこちらから

参加人数は、何人でもかまいません。
生産技術の開発成否は、仲間の緊密なチームワークに懸かっています。
2006年10月07日

思わぬところに、生産現場の技術ノウハウ

ウイナップ.JPG

 高機能コーティング材料の生産技術開発、特に製造故障の発生をいかに削減できるかは製造を預かる現場の永遠の課題である。

 ところで、製造品質故障の最大の原因は何だろう。

一応製造条件が確立して日々製造を重ねてもなかなか製造の得率が上がらないという悩みを抱え、どうしたものかと毎週月曜日の部会での答弁に心痛を感じている係長も多いことだろう。

 精密コーティングラインの最大の故障原因は、多くの場合ゴミの問題である。人が作業をしている生産現場では、塵埃対策は常に最重要課題で、多くの作業者達が努力を重ねてきた歴史がある。

 5S活動と言う整理整頓、生産工程の掃除徹底度コンテストも盛んである。

 そこで非常に見落としがちなものに、生産現場の汚れを出さない作業環境整備ノウハウというものがある。即ち、汚れにくい床、傷が付きにくくピカピカに清掃が徹底し易い床材がそれだ。フォークリフトの車輪跡等も目立ちにくい高耐久性である。

 上記の画像はこの床材の現物写真である。最近どこの都会の列車にも女性専用車両が準備されるようになった。その停止位置を表示しているプラットホーム上のシートフィルム。毎日大勢の乗客の足の下で踏まれ、直ぐに傷だらけになって汚れているのが普通ではないか。
 
 しかし、名古屋市内の地下鉄東山線で採用されている材料は特別だ。一度現物でご確認頂きたいが、大勢の足の下で健気に耐えてピカピカの光沢を維持している。
 一般大手の製品との違いを現場にて比較していただくとその素晴らしさがご納得いただけるだろう。

 この床材の表面には、UV硬化型の特殊な耐久性、高光沢樹脂がコーティングされている。これを、人や物の出入りの激しいを塗布室の床に採用したら、まず清掃メインテナンス性は、格段に向上できる。少なくとも工場内の5Sコンテスト優勝のための有力評価ポイントとなることは間違いない。

 では、品質故障の発生率データを示せと言われてもなかなか難しいが、床の清掃度コンテストの戦略としての差別性はお約束できる。

 本件についてご関心のある方、ぜひ試してみたいと思われたら、直ぐに中村サブライまでご一報を。
2006年05月23日

品質故障はなぜ発生するか?

コーティング品質

 塗布故障の原因、発生起源を探求するとその殆どが乾燥工程で発生していることに行き当たる。

 乾燥が、諸々の潜在的品質要因の総決算の工程となるからだろう。乾燥工程では、処方設計された各種ケミカル材料の間の界面が時々刻々と顕在化されてくる工程である。

 「気−液界面」、「液−液界面」、「固−液界面」、「固−気界面」と様々な界面が出現するが、その力関係をどのように折り合いをつけられるかで塗工製品の品質は決まる。

 「乾燥はゆっくりやれ!」は、永年の経験から得られた私の結論ではあるが、いつもいつもそのように単純なことでは、世の中通用しないのは重々承知している。
 
 乾燥で故障を出さないためには、調液工程・送液工程の様々な生産技術ノウハウが物をいう。

 
2006年04月12日

処方設計をどう考えるか?

binder
pigment

印刷用の紙塗工技術とそのための処方設計は、もう100年以上の歴史があるが、今でもその決定的な答えが見つかっておらず、世界中で研究が進行中である。

私自身も、毎年100件近い特許の詳細な検証をしていた記憶がある。

その処方設計で使われる材料自体はポピュラーな物ばかりなのだが、これらをどのような組み合わせ、配合で選択すれば品質が優れ、安定生産が確保できるのかは未だ誰も知らない。

無限の選択肢があり未だに、確立した理論もあるわけではない。

それは、従来型の塗布方式に固執していたのでは、継続的な生産安定性を保証出来ないということを物語っている。

苦労して、折角良い組み合わせの処方を選び出したとしても、それをどのような形で生産まで持っていくかは、更にまた難しいことなのでしょう。それが、従来型のドクターコーティング方式の限界であったと私は考えています。

さて私達が提唱しているSSGコーティング方式では、材料の選択の幅が広がり、しかもその条件を生産においても終始一定に保証することが可能な方式なのです。

最初の処方研究で製造条件を決めたならば、その後は「一定条件製造」コンセプトでひたすら製造を行えば、結果は自然についてくるという代物なのです。
2006年04月11日

ドクターコーティングとSSGコーティング

Doctor面質

これは、50年以上前から世の中で一般に行われているいわゆる『ドクターコーティング』という方式で塗布されたコーティング層の面質です。

これに対して、SSGコーティングという全く新しい塗布方式が製紙、紙加工分野にも導入されるようになって来ました。SSGコーティングは1980年代に写真フイルム業界で初めて導入された塗布方式ですが、ご覧のように仕上がりの面質が先のドクターコーティングとは全く違います。

私達サブラヒ・テクノロジストグループでは、この新しいSSGコーティング方式を広く、既存のコーティングラインへ導入するリホーム活動を始めたところです。

旧式のコーティングラインを再生するチャンスです。品質が向上ししかも大幅なコストダウンが図れる新技術です。

古い塗布機でも、「40、50代は働き盛り!」ということを見せてやりましょう。

SSGコーティング面質
2006年01月19日

電磁波シールドフィルム、コーティングライン・リフォームの最新事例

 コーティングライン・リフォームを自ら推進することがいかなる製造業にとっても最強の事業戦略であり、日頃よりそのための生産技術を蓄積することが「モノ作りニッポン」の基本哲学であると提唱している私にとって嬉しいニュースが入った。
 私の出身母体である富士写真フイルム神奈川工場(旧足柄工場)が、新規材料事業参入として電磁波シールドフィルムの開発をはじめたというニュースを同社の社内報で知らされたのである。
 写真感光材料製造事業は、デジタルカメラ、インクジェットプリンターの普及により急速な事業変革を求められている象徴的な分野であるが、技術革新と時代変革の流れが、永年培ってきた製造業の地位を脅かす最大のリスク要因であるということは、今に始まったことではない。
 そのような危機に直面した際に最も重要なことは、常日頃より培ってきた独自の生産技術を新規商品の生産に活用するということになる。即ち、商品は変わっても既存の生産ラインのリホームを行って柔軟に対応できる力を保有することがポイントである。
 「モノ作りニッポン」の製造業として重要なことは、この堅気のモノ作り哲学を社員一人一人が共有しあうことになるだろう。
 富士フイルムのモノ作りの核には常にコーティング技術が腰を据えてきた。必要に応じてどのような材料でも、何時でも塗り上げられる生産技術力が備わっている。この技術文化の伝承が最大の企業資産であるといえるだろう。

 新しい電磁波シールドフィルムは、いま世界で急速に需要が伸びているプラズマディスプレイパネルに必要な材料であるが、富士フイルムでは既存の銀塩フイルム製造ラインを活用してすぐさま、大規模での投資をしなくても作り出せる力をもっているのが強いのである。
 このような生産技術の蓄積はとても一朝一夕には出来上がるものではないが、「モノ作りニッポン」を目指す皆さんには、是非とも目指していただきたい技術戦略論である。
 富士フイルムの現役の皆さんには、古森社長の新春トップメッセージ、「真の変革に向けて」を体現し、「モノ作りニッポン」のお手本を私たちに示してくれるようエールを送り、益々のご健勝を期待している次第である。


 
2005年12月06日

旧式塗布ラインの改造とは、・・・。

s-既存塗布機典型.jpg 旧式の塗布ラインの改造とは、どのようなイメージかをご説明致しましょう。
 20世紀の後半には、エアーナイフコーター(AKC)とかブレードコーター(BC)といった方式の紙塗工機が世界中で新鋭塗布機として建設されました。いずれも高品質の印刷用紙、情報記録紙などの製造に活躍してきました。塗布機メーカー各社は、塗布スピードや塗布の均一性やを競い合って技術革新が進んだのです。
 しかし、21世紀になってそれらの方式では最早や市場優位性のある高付加価値商品を生産することは出来なくなってしまいました。製紙各社が、同じような高性能塗布機をいっせいに装備し、同じようなやり方、同じような高品質の製品を大量に市場に溢れさせてしまったからなのです。
 せっかくの、働き盛り(40代、50代)の塗布機を保有していながら、利益を生み出すことが出来ない塗布ラインがどれ程製紙業界に眠っているか分かりません。
 私たちは、それらの潜在能力のある保有ビジネス資源を武器に、事業再生を目指す技術コンサルティングを展開しています。そのための強力な助っ人は、SSG(Advanced Curtain Coating)輪郭コーティング方式です。
 従来の塗布方式では不可能であった、重層、薄層、高速コーティングを大幅原料コストダウンを達成しながら、既存の塗布機上で実現します。そのためには、SSGコーティングヘッドを追加することと大幅な処方設計改造が必要です。私たちは、30年以上の実機改造と各種製品の生産実績があります。それぞれの製品に適した処方設計ノウハウをご提供させていただきます。
 これらのビジネスシナリオの実現には、専用の処方設計、送液技術(脱泡、ろ過)、ウエッブ搬送、品質評価技術がポイントです。しかし、従来の塗工技術、経験をお持ちであるお持ちであるお客様にとっては、それ程の高いハードルではないと思います。また、SSG方式の最大の利点は、支持体(原紙)を選ばずどのような紙でも高品質をお約束できるということ、紙切断も激減し、コストダウンを達成しながら新規商品の開発が可能であるということです。
 是非、私達のモノ作りニッポン技術コンサルティングをご活用頂きとう存じます。
2005年11月12日

コーティング技術セミナー2005(大阪)

s-oosaka-1.jpg コーティング技術セミナー2005(大阪)が、11/9〜10と大阪の中心、梅田センタービルで開催された。加工技術研究会(株)の主宰で毎年この時期に、東京と大阪で開催するこの業界最大のイベントと伺っている。
 まだ独立して間もない駆け出しの技術コンサルタントである中村サブラヒも、乾燥技術問題担当の講師として、著名な大先生方に交じってセミナーをさせて頂いた。お陰さまで、広い会場も一杯になる盛況であった。最近のコーティング業界は、アナログからデジタルへの変化や大きな中国市場の発展、電子ハイテク業界での競争などの影響を受けて参加企業、参加技術者の専門領域なども大きく変化している。しかし、一流の最先端技術を研究されている大先生でも、塗工薄膜の乾燥理論を完成するのは非常に難しいということを、改めて認識させられた。
 この分野は、いかに優れた理論を展開するにも先ず実験が不可欠である。しかし、実際の生産ラインと同じ特性を有する実験設備は先ず製作不可能であるということであった。このことは、現在の生産ライン(旧式コーティングライン)が最強の研究開発、ステップアップの資源であるということを正に裏付けている。長年の私の経験でも、その通りなのだ。
 コーティング技術のイノベーションを計画される方々は、既存ラインを改造する事業のリノベーションを進めていただきたい。
2005年10月28日

コーティング技術セミナー2005に参加して

標記セミナーの講師の一人として参加し、1部聴講もさせていただいた。
参加人数の多さに驚かされた。私としては特別大きな業界というイメージを持って
いなかったし、その大半は極めて専門的なテーマのセミナーであるにも拘らず大きな
会場が一杯で、熱気に溢れていた。数式が満載される材料の乾燥特性曲線シュミレー
ション、材料内の水分拡散係数をどう取り扱うかという堅い話に100人以上の若い
技術者がメモを取りながら熱心に耳を傾けている。どうもその多くは、化学工学専攻
の人たちのようだ。
30数年前私も化学工学科の学生であったが、当時化学工学は今ほど人気の学科では
なかった。しかし、現在は非常に人気の高い学科で、優秀な人材が沢山集まっている
と聞いているが、どうもこの会場の熱気はそこに原因があると私は読んだ。
彼らは非常にコンピュータ技術の達人で、複雑な自然現象を数式化しグラフ化して捉
えようとする習性がある。講師の吉田正道富山大学助教授もその道の権威者のお一人
とお見受けした。講義も分かりやすく、聴講の皆さんもよくついて行けていた。
私自身は、アナログ世代の技術者でこのようにデジタル技術の分野にはなかなかつい
ていけない部分が多いのであるが、私達の立場からはっきり言えることが在る。
それは、色々なシュミレーションもその境界条件をどう入れるかは、実証プラントで
しか分からないということである。
全ての数式シュミレーションは、境界条件の入れ方でどうにでも絵がかけてしまうが、
それが事実であるという証明には全くならない。
例えば、毎日のNHKの天気予報がいい例だ。最近特にその予報が外れている。天気
予報には常に最高速度のスーパーコンピューターが使われてきた。時間との勝負がある
からだ。30分ごとの予報を綺麗にグラフ化することはできるようになった。しかし、
当たる保証がない。おばあちゃんの、笠雲予報の方がずっと信頼がおけるのである。
多くの若い優秀な技術者たちが、プログラムの作成にエネルギーを費やして、予測技術
の追求に熱を上げる気持ちは分かるが、私の立場からはその結果の実証の方にもバラン
スの良い力配分をする必要があるよと言いたい。
例えば、乾燥装置の空気の流線をパソコンの数式で描くのとメリケン粉で描くのとどち
らがより真実に近づけるかという勝負なのかもしれない。まだまだアナログも負けてい
られない。将棋の羽生プロと「激指し」の差位はあると思っている。
2005年10月06日

新方式SSGカーテン塗布の実力

「青はこれを藍より取りて、しかも藍より青し」
 
 まず、新塗布方式の実力の一端である塗布面質をご覧頂きたいと思います。
doctotcoat0010.jpg     skicoat0010.jpg

 左側:従来のドクターコーティング方式(大手メーカー品) 右側:SSGカーテン塗布方式

これを最初にご覧になったお客様の第一声は、塗布量が違うのではないかという疑問でした。いくら綺麗な面状でも、塗布量が大きく違ってはコスト的にかなわない、という発想であると思います。
 ところが、実際の塗布量は従来のドクターコーティング方式に比較してこのSSG方式サンプルの塗布量は、なんと30%も少ないのです。
 この均一で、濃厚な青色のサンプルの塗布量が従来の方式の基準塗布量よりも大幅に少ないという事実を知れば、これを現状の塗布ラインに導入しない理由が見つからないと思います。
 そして、新方式SSGカーテンのメリットはこのほかにもまだまだ沢山あります。
 私が独立自営の技術コンサルティング業を始める動機は、1980年にこの方式の基本原理を世界市場に向けて提案し、それが様々な業界の方々から受け入れて頂いたことに始まります。
2005年09月30日

カーテンコーティングから出でたSSG輪郭コーティング

s-curtain01.jpg 
 今、私たちが世界中のコーティング加工メーカーへ旧式塗布ラインのリフォームを可能にするキーテクノロジーとして提唱している新方式、「SSG輪郭コーティング方式」というのは、もともとはカーテンコーティング方式に由来している。私が最初に具体的なカーテンコーティング方式を目にしたのは、実は雑誌に掲載されたこの写真である。
 これは、MODERN PLASTICS September 1962Curtain coating with polyvinylidene chloride dispersions By Robert W. Willis という論文である。
 この写真で最も注目すべきポイントは何かというと、研究者が真剣なまなざしで見入っている画面向かって右下隅に斜めに見える膜の歪線である。カーテン方式の採用で多くの人たちが直面する課題は、この歪領域境界線の解決である。「青は藍より出でて藍より青し」。ぜひカーテン方式から生まれ、それを凌駕しているSSG方式をマスターされて、既存生産ラインのリフォームをどんどん進めていただきたい。私たちは、自らの生産で培った20年以上の各種技術開発やトラブルシューティングノウハウの蓄積を総動員して、皆様の事業再生チャレンジを全面サポートいたします。
2005年09月12日

本当のコストダウンとは何か

 20世紀の日本の製造業では、コストダウンはそんなに難しいことではなかった。それは、常に増産効果というものの後押しがあったからである。古い機械をスクラップにし、新しい高性能な機械を新設すれば、スタートで若干の償却費負担は増えるものの直ぐに増産効果で取り返し、新しい製品が大量に世の中に出回り、製造原価も大幅に下がるという構図であった。
 21世紀の現代においては、少なくとも日本においては、こんなことは全く通用しない。
 増産がない中で、どうやってコストダウンを達成できるのか。
 その答えが生産技術革新なのである。今までのやり方でやっていたのでは、どう頑張ってもたいした効果は生み出せない。何もしない方がいいと思っている経営者が大半なのではないか。
 私たちSTGの提案は、今ある旧式の生産ラインを使って大きなコストダウンを達成させる新規コーティング技術の提案である。旧式の生産ラインは、次の事業展開の大きな資源になるのである。SSG輪郭コーティング方式は、旧式の生産ラインの生産性を大幅に向上し、しかも大幅な材料コストダウンを達成できる、今までの常識を超えた革新的塗布技術なのである。その秘密は、独特の処方設計にあるのです。レオロジーが、キー技術です。
2005年09月03日

SSG輪郭コーティング方式って何?

私たちが旧式コーティングライン・リフォームのキーテクノロジーと位置づけているSSG輪郭コーティング方式についてご紹介します。紙はそのままではただの紙です。紙の付加価値を高める技術がコーティング技術です。SSG輪郭コーティング方式というのは、そのコーティング分野で、今世紀に入って脚光を浴びはじめた新塗布方式なのです。従来の塗布方式というのは、欧米で発達したドクターコーティング方式というもので、ほとんど世界中の全ての生産ラインで採用されていたのです。SSG輪郭コーティング方式は、その勢力マップを塗り替えることを目指す、全く新しい方式です。
その原理図をここに示します。
SSG.bmp
余りにもシンプルなため、初めてご覧になる方はキツネにつままれたようで直ぐには信じられないかもしれませんね。
ですが、これがSSG輪郭コーティング方式の全てといっても過言ではありません。
SSG方式は、
1)先ず、シンプルである。
2)特別な設備を必要とせず、どんな生産ラインにも入れられる。
3)面質は、いかなるドクターコーティング方式よりも高画質。
4)塗布量は、半減できる。従って乾燥能力アップなど不要。
5)生産速度は、1000m/分以上、しかも紙切れが半減できる。
6)厚紙、薄紙どのような紙にも同じような品質で塗布できるコーティング技術
7)

等などメリットは、書き出しきれません。
なししろ、普通のカーテンコーティングとは一味も二味も違います。 


 STGは、様々なフイルム、紙加工製品分野で、これらの生産技術に関し20年以上実務経験と工程、処方設計ノウハウの蓄積を保有する最強の技術コンサルティングチームです。

この方式採用のポイントは、
1)旧式コーティングラインを自らの手でリフォームし、最新式生産ラインへ再生する。
2)生産技術のポイントは、独特な送液システムとオンラインの品質モニタリングシステム。
3)SSG独自の塗布液の処方設計


にあるのです。(先ずは、洗心塾「モノ作りニッポンセミナー」へご参加下さい)
2005年08月30日

古紙をインクジェットプリンター対応印刷用紙として再生する、輪郭コーティング技術とは。

古紙をインクジェットプリンター対応印刷用紙として再生する、SSG輪郭コーティング技術をご紹介しましょう。
従来のほとんどの印刷用紙は、世界中どこでもドクターコーティングという方式で作られています。SSG輪郭コーティング方式は、その常識を打ち破る日本発の全く新しいコーティング方式です。
先ず最初に、その塗布品質の出来栄えの違いをご覧下さい。

doctotcoat0010.jpg skicoat0010.jpg

左が、従来のドクターコーティング方式による塗布面状、右がSSG輪郭コーティング方式による塗布面状です。(世界初のSSGコーティングラインで塗布された製品面状)

「SSG輪郭コーティング方式」は、どんなに旧式なコーティングラインにも導入可能です。


リフォームのご相談は、洗心塾「モノ作りニッポン」セミナーまでお越し下さい。
また、現地工場でのリフォーム診断には、世界中どこでも中村が直接お伺いします。(旅費、宿泊費はご負担下さい)。
2005年08月30日

再生紙コーティング技術が世界を塗り替える

k4coatingline.jpg
世界最初の再生紙(R100)、1000m/min.コーティングライン

20世紀の製紙産業:

大量生産、大量消費に明け暮れた20世紀の製紙産業。生産数量は、GDPの拡大と歩調を合わせて確かに伸びました。しかし、21世紀を向かえた今、この製紙事業の現実は自らが望んでいた姿なのでしょうか?

「紙」は、人間生活にとってなくてはならない、貴重な基本素材です。初めて紙が発明されてから、2000年の年月が経ちました。その間に人類は何を学んできたのでしょうか。今一度、その軌跡をじっくりと振り返るのは、将来を考える上でとても重要なことだと私達は考えております。そして、「持続可能な発展」を支える、かけがえのない再生可能な天然資源(パルプ)を私達はどう生かしていくかを見直しております。多くの製紙企業は、世界各地で植林をして、あたかも環境にやさしい企業イメージを作ろうとしていますが、それは自らが大量に資源を消費し続けることに対する免罪符にしか過ぎないのだという事を認識すべきでしょう。

21世紀の製紙産業(日本・サブラヒ・テクノロジストからの提言):

 紙の製品としての付加価値を高める手段は、コーティング技術です。製紙メーカーが、これから持続可能な発展をするためには、自分の商品に対して、処方開発も含めた独自の再生紙コーティング(塗工・生産)技術開発をすることが不可欠であると考えます。
2005年08月28日

コーティングマシーンも「40、50は働き盛り!」

s-old line.jpg
1970年代の最新鋭機(BC製ノーカーボン紙塗工機)


塗布速度 450m/min. 両面タンデム方式 
塗布方式:3ロールリバースアプリケーション AKCドクターコーティング

リフォームした、2004年の主力機(働き盛り)

Leiza coater.jpg

塗布速度:感圧紙 1000m/min.  感熱紙 600m/min.  兼用機
塗布方式:SSG輪郭コーティング方式
2005年01月01日

ビジネスブログ・ホームページ関連のお勧めサイト

ビジネスブログ制作 vs ブログ制作
ビジネスブログ制作の勘所を学びたい人にお勧め。
http://www.akibare.net

メールフォームCGIつきブログサービス
問合せや資料請求のメールフォームCGIが利用可能なビジネスブログ
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ブログとは?人気ブログ作成術
ブログの基礎を身につけたい方向けに、トラックバック等について解説。
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集客に効果的なホームページの作り方を分かりやすく解説。
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ビジネスブログdeホームページ作成
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サポートが親切で実績豊富なホームページ製作会社
http://www.akibarehp.jp

2005年01月01日

起業家・経営者に役立つお勧めサイト

税理士事務所.jp
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http://www.zeirishi-office.jp

社会保険労務士事務所.jp
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会社ホームページ作成支援 ブログdeホームページ経営塾
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http://www.blogdehp.co.jp

司法書士事務所.jp
全国の司法書士事務所が、都道府県別・業務別に紹介されている。
http://www.shihou-office.jp

WEBマーケティング総合研究所
株式会社WEBマーケティング総合研究所のコーポレートサイト
http://www.webmarketing.co.jp

行政書士事務所.jp
全国の行政書士事務所が、都道府県別・業務別に紹介されている。
http://www.gyousei-office.jp

できる社長はネットで売らない!WEB化社会の営業革新
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http://blog.akibare.net