2016年09月30日

偽造防止機能付き領収書用紙

舛添要一前都知事や富山市議会議員の面々など、日本全国で領収書の偽造、改ざん等の問題が乱発している。

このような不祥事を簡単に防止できる方法がある。それは、偽造防止機能付き領収書用紙を社会全体に広く普及させることである。元富士写真フイルムの感圧紙には、改ざん防止機能を有する特別仕様のノンカーボン紙がラインアップされていた。デジタル化社会になってそのような感圧紙製品の使われる場面がなくなってきてしまったが、

いまいちどよおく考え直してみると、感圧複写紙のシステムには偽造、改ざん防止機能が立派に備わっていることが分かる。保険の契約書や、車検の証明書などにも感圧紙は立派に使われていた。

感圧紙システムの有する本質的価値をもう一度見直して、日本全国で蔓延している領収書偽造、改ざん問題を一掃するのはいかがでしょうか。

2016年09月20日

古くて新しい領収書偽装問題  日本全国で次々暴かれる。

さあ私たちは、この問題にどう対応したらよいのでしょう。領収書IMG.jpg私には、お金をかけずに見事に対応できる秘策があります。  偽造、改ざんすることのできない領収書の作り方、この技術がこの領収書偽造問題の唯一の解決策であると信じます。

偽造防止機能付き領収書の作り方は、(株)サブラヒ・テクノロジスツへご用命ください。

電話:03−5731−2382 で受け付けております。

富山市議会では、議員辞職が続出しています。 これからこの問題は全国の市議会に飛び火していくことは確実です。 どこの市議会がこの問題にいち早く対応するか、これが私の関心事です。

2016年09月20日

偽造防止機能付き領収書を使ってみませんか?

領収書は、「領収書」という文言が入った書面のみを指すのではなく、受取書、引落明細書、領収証、領収、受領等の文言の入った書面でも金銭授受の証拠となりうる。富山県議会で議員が政務活動費の自らの領収書を偽造する不正が発覚し、大きな問題となっている。しかし、これは富山県議会固有の問題であろうか? 手口が誠に簡単であることから、このような不正は日本全国で大々的に行われている。

パソコンやコピー機を使って、議員自らが勝手に領収書を発行し、それで多額の政務活動費が横領されてしまっている由々しき実態が今回の事件で明らかになった。

これを防ぐための具体的対策はあるのだろうか? 私には具体的解決策がある。各自治体が本気でこの不正を防止しようと考えているのなら、私の「偽造防止機能付き領収書」を採用することをお勧めする。ここに私が提案する「偽造防止機能つき領収書」は、今から40年前に使われた実績がある感圧複写機能を使ったアナログ式の領収書専用の感圧紙である。特段コストをかけずに、誰もが普通にボールペンによろ手書きで作成でする領収書が、日本全国で横行している領収書偽造問題を一挙に解決できるのである。ご注文を頂ければ、すぐに生産対応をさせて頂きます。

連絡先;株式会社 サブラヒ・テクノロジスツ 電話:03-5731-2382 技術士 中村博昭

どこの自治体が今抱えているこの不都合な問題に最初に行動できるか、私は注目している。

2015年01月02日

こういうケーキ(お菓子)は、売れないか?

新しい発想の新規商品開発事例の第二弾は、ケーキ(お菓子)である。

この写真をご覧になって、これが一体なんなのかを直ぐにわかる人はほとんどいないだろう。

将棋盤ケーキ.jpg

 

我が家の新年会でお嫁さんが拵えて披露してくれたおやつのケーキである。

私が将棋が好きなので特別に作ってくれたものなのだが、将棋とケーキという組み合わせは初めてである。

名人戦、王将戦などのタイトル戦において、それぞれタイトル保持者、タイトル挑戦者が3時のおやつに何を食べたかなどという観戦記の話題を目にしてきたが、このような将棋王将ケーキ、詰将棋ケーキ等が登場してきたら面白いのではないか。

2015年01月02日

固定観念を捨て、新しい発想ができるか?

新規商品の開発が事業の成長戦略に不可欠な要素であるということに異論の余地はないだろう。では、新規商品はどのような風土から生まれるものかを考えてみよう。技術的イノベーション、新規技術開発が新規商品につながることは多くの事例もあり大切なことではあるが、新規技術開発はそう簡単にできるものではない。そこでいまここでご紹介するのは、特に技術開発がなくても実現できる新規商品開発の事例である。すなわち、固定観念を捨て新しい発想ができれば、新規商品開発が可能であるという事例である。

まず最初は、「年越しそば」から発想された「年明けうどん」という新規商品だ。大晦日にあれだけ混み合った蕎麦屋が年明けた次の日から全くの閑古鳥となってしまう日本の奇妙な社会現象に反応した新規商品として開発されたのが、「新年、年明けうどん」というものだ。

年明けうどん.jpg

私も1月2日の朝に、この新規商品をセブンイレブンで見つけて初めて食べてみた。

なかなか行けますね。

2014年12月29日

技術流出はなぜ起こるのか?

日本の製造業から中国等の大企業への技術流出が問題となっている。日本の国家基盤をゆるがす技術流出という大きな問題がなぜ起こるのか、多くの企業経営者はよく理解できていない。昔ながらの古い価値観で会社経営を考えていたのでは、技術流出というこの問題は、解決できないであろう。中核技術者への価値判断、評価基準が日本の基準で出来上がってしまっていて国際標準に対応できていない企業では、これからもますます技術の流出が起こるのは間違いない。北京に近い河北省にある長城汽車という大手自動車メーカーでは、日本人の技術者は少なくとも年俸150万元で大勢が働いている。外資系企業にいる技術者にとっては当然のこの事実を、多くの日本の経営者や技術者自身も知らないということは、問題ではないか。

 トヨタのハイブリッド車は、中国などではできるはずはないとお考えの方も多いと思う。実際問題、様々な領域の技術の粋を集めて作り上げられたハイブリッド車が、そう簡単に中国で出来るとは思われないのも当然だが、しかし驚かされるのは20人から30人、場合によっては100人のえりすぐりの日本人技術者が大手企業に集められて、あの日本流の働き方で働いている実態があるということを知ったならば、先の認識は根本から考え直さないといけないということに気が付くはずだ。

 中国が欧米流の働き方で技術者を働かせている間は、モノ作りニッポンは負けないと思うが、外資系の日本企業から大量にまとまった数の日本人技術者が中国へ渡れば、「モノ作りニッポン」というブランド力が消失するのは明らかである。

2010年09月03日

盗聴不可能な「量子暗号」技術を開発

量子暗号技術.jpg   盗聴不可能な「量子暗号」技術が新しく開発され、携帯電話への応用展開が検討されている。(日本経済新聞2010.09.03 より)

 このような技術は、はたしていまの社会にとってどれ程有益であるのであろうか。 常識的な普通の考えでは、いかにも有益な技術開発であると思われがちであるが、それは極めて利己的な人の考えである。

自分が使えば便利であっても、他人が使えば極めて危険であり、トータルとしての社会的な評価はプラスマイナスゼロと見なければならない。 

いま我々の住む世界の安全は、盗聴によって保たれていると言っても過言ではない。米国大統領は、世界の全ての通信システムの情報のやり取りを盗聴しようと思えばそれが可能な権力を持つと言われている。

  盗聴ができない量子暗号技術が普及することにでもなれば、今日の世界の秩序は一日を待たずに直ぐに機能不全を起こすに違いない。

  世界には、善人の数よりも数倍もの悪人がいる。その者どもが盗聴のできない携帯電話を使って、グルになってあくを企めば、世界の社会的秩序はひとたまりもなく崩れおちてしまう。それ程私達の社会というものは、危うい所に築かれていることをよく思い起こす必要があるのではないか。

 ちなみに、量子暗号技術とそれを使った通信システムは、その取扱いにおいてきわめて厳しい国際的な取り決めがある。我が国では、安全保障輸出管理に係る外為法輸出令別表第一、9項省令第8条で定められている。

 新規商品というものは、それを一体誰が何の目的で使うのか、そのコンセプトが重要である。

 

 

2010年09月03日

盗聴不可能な量子暗号技術

量子暗号技術(s).jpg盗聴不可能な量子暗号技術を携帯電話で使う技術が開発された。(2010.9.3 日本経済新聞)

このような技術は、社会にとってどのような役に立つのか? 盗聴できないというのは、きわめて有益な技術であると考えるのは普通の発想であるようだが、しかしそれは同時にまた極めて自己本位の発想であることが分かってくるだろう。

 

その商品を一体誰が使うのかを想像すれば良いだろう。 自分自身が使う分においては、これ以上便利な危機はないだろう。しかし、他人が使えばこれ以上危険なものはない。それは、例えば社会的対抗組織や犯罪グループ等がこれを使った場面を考えればその辺の事情が自ずと分かってくるはずである。

量子暗号技術は、安全保障貿易輸出管理の「該当技術」で 

 

2010年02月17日

有機ELテレビという新規商品

ソニー、撤退(s).jpg 「モノ作りニッポン」をいかにして復活させるか、これは今日の日本の製造業が抱えている最重要命題である。様々な商品、事業分野がある中で次世代の薄型ディスプレイほど重要なウエイトを占めている商品分野はほかにない。期待される市場の規模、将来的発展性、自らが保持している技術の蓄積度合いとその独自の強みを総合評価した場合、有機ELテレビの右に出る商品分野は他にはないといえるだろう。 

そもそも日本というのは、元来テレビというもので近代化をし成長してきた民族国家ではないだろうか?(NHKの放送センターに行ってみるとよい) その血筋を引く日本の生産技術開発が、次世代テレビの本命である有機ELテレビ開発から撤退するというのは、どうしたことだろうか?

 大型化と量産化に壁があるとのことだが、それは技術開発に取り組む基本戦略の発想がないからである。誰もが考える普通のやり方でしか物事を考えないというのでは、このような大型プロジェクト商品の開発は成就しない。 先行する液晶パネル商品と同じ方式で有機ELテレビという商品を開発しようとしても、それは勝負にならない。 液晶パネルとはまったく異なる方式の生産システムを発想できるか否かがこの新商品を生み出せるかどうかの命運を分けるのである。

 カラー写真のプリント市場に進出するのに、銀塩写真方式で挑んだのでは先行するEKやFUJIに勝てるはずがない。いくらコストダウンをしたところでそのような効果は問題にはならない。 インクジェット方式が新しい市場を勝ち得たのは、それが銀塩方式とは全然異なる方式であったからである。

 有機ELが先行する液晶パネル方式を凌駕するには、競合する液晶方式とは全く異なる生産技術をイメージしなければ、出場を諦めるしか仕様がないであろう。

 有機ELテレビを実現させる基本原理と材料技術はもうすでに世の中にそろっている。問題なのは生産技術開発である。複数の非常に薄い多層構造をどのようにしたら効率よく作り上げられるのか? それに最も適した方式は、映画のカラーフィルムをつくる技術(1960年代の生産技術)である。いかなる仕上げ(コンバーティング)方式でも、複数の薄層構造を一度に、同時でしかも均一に仕上げることが可能な方式はそうざらにあるものではないことを私たちは十分知っている。 この方式の一番の強みは、原単位の得率にある。 通常いくつもの工程を重ねると、一段々々の得率が掛け合わされるので90%の得率を7回重ねただけで綜合限界得率は50%を切ってしまう。10層以上の大型画面を無欠点で生産するためには、同時に仕上げる方式が不可欠となるのである。

 さて、いかにして透明な複数の異なるパターンを組み込んだ電極フィルムを大画面で連続製造するのか、考えがここに至れば自ずと挑戦すべき生産技術開発の課題が見えてくるのではないだろうか?

 まだ、有機ELテレビの開発から撤退するのは待ってほしい。 まだまだ我々にはチャンスがあるのだ。

  

2009年06月10日

天文学と生産技術

e60329zs.jpg 

 国立天文台のサイトには、今年7月22日に日本で46年振りに皆既日食が観察されると報じている。http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

 小学校の理科で皆既日食とはどのような現象かを教わったのは覚えているものの、実際にそれで身の回りにどのようなことが起きたのか私の記憶は定かでない。1963年7月21日、それは確かに起こったそうだ。一生に一度あるかないかの珍しい現象であるからもう少し関心を持っていても良かったのではないかと反省している。天文学は人類の文明の歴史と同じくらいの積み重ねがある学問で、大昔より人間の実生活と密接に関係し、最先端的地位にあったわけだ。これから起こることを正確に予測でき、今回の皆既日食もずっと前から、何時何分何秒にどこで何分間起こるということを予言している。素人には、そのようなことがなぜ可能なのか皆目わからないと思うが、それを疑う人はほとんどいない。まさに学問としての完成度が非常に高い。だがしかし、その皆既日食の現場を体験した人はそう多くはないはずだ。たとえ天文学の大家でも、その現場に居合わせていないのであるからどのようなことになるのかは自信を持って言うことはできないはずだ。あたりが暗くなるということは言えても周りの気温がどうなるのかなどとなると、せいぜい文献や他人から聞いた知識を披歴するくらいが関の山だろう。要するに天文学のように完成された体系であっても現場体験には重要な位置づけがあるということだろう。前置きが長くなったが、これと対比して生産技術の世界を考えてみよう。高々200年位の歴史しかなく予測などはまるで通用しない分野だ。学問というのは甚だおこがましい。常に、製造現場の体験が思考のスタートであり、しかもその個々人の体験ですら状況はそれぞれバラバラで二つとして同じものはない。まさに生産ラインが異なれば同じ製品を作っている積りでいても品質は違うということがごく普通に起こる世界である。そこで重要な位置づけとなるのが実験でありパイロットプラントという道具だ。新規の生産技術を確立するためにはなくてはならない手段なのだが、いろいろなメーカーの技術開発コンサルティングをしていて不思議に思うのは、パイロットプラントを保有している現場が非常に少ないということである。新しい技術を開発するのにパイロットプラントを持たないということは、武器を持たずに戦うようなものだ。新規商品の生産技術開発をするというのであればまずパイロットプラントをどう設計するかという所から始める。そしてその際にどのようなパイロットプラントをつくるかという将来の生産機のグランドデザインがなければ始まらない。現場の経験がその時に非常に重要な発想、アイデアの素になるのである。この基本的手順を踏まない生産技術開発というものがあるとすれば、それは差別的なレベルの技術開発とは言えないのではないか。

 時々シミュレーションで新規材料を開発する話を聞くが、どうもそれは電子軌道の計算をコンピュータでしているとのこと。やはり、天文学と同じ世界の話をしていると思うと私なりの合点がいかないこともない。では、なぜ天文学は正確な予測ができて、生産技術がそれをできないのか?それは、天文学がデジタルの世界であるのに対して生産技術は元来アナログの世界であるからだ。モノ作りニッポンの生産技術のレベルを測る物差しがある。それは、その技術がどの位のAD変換速度を必要とする技術かという物差しである。天文学は非常に低いAD変換速度で支配されているから、その予測に特別に高速なAD変換速度は要らない。モノ作りニッポンの生産技術開発にはとてつもなく高速のAD変換速度が必要となる。 皆さんの生産技術開発のターゲットがどの位のAD変換速度を目指しているか考えてみたことはありますか?

2009年03月02日

企業の社会的責任と新商品開発

 日本の製造業が果たさなければならない社会的責任とは何か? 私にはこの問題に関して確固たる信念がある。それは、社会が求める製品を製造し、持続的に供給して企業として発展し続ける責任である。そしてそれは新規商品開発研究そのものに繋がっている。これは、研究者、技術者にとっても非常に厳しい道のりであるが、企業経営者と一体になって果敢に挑戦する社会的使命を負うものであろう。この努力をし続けて来たからこそ、「モノ作りニッポン」というタイトルが得られたのである。技術開発には資金が必要であり、時間もかかるがその成果は、他の誰もが手に入れることのない繁栄と社会的評価となり、また次の新しい目標が生まれるのだが・・・。

 ひとつ良い製品を出したら、次から次へとそれを持続できなければ本物とは言えない。たいていは、一つの商品が成功すると、それにしがみついてしまい次の新しいリスクに立ち向かうという、かって自らが胸に抱いていた挑戦者としての気概を失うのが普通のパターンだ。 その原因は、技術者にあるというよりもその企業の経営者にあるといった方が良いだろう。一つの商品開発で大成功を収めた企業は、その成功を守ろうとする姿勢に入り、目先の利益の増大に心を奪われて、真の社会的ニーズに合った商品・技術開発をおろそかにしてしまったのが日本の製造業をダメにした根本的原因だ。日本の屋台骨を担うトップグループが、そろって同じような発想で動くものだから、100年に一度の大失敗と言われる経済破綻も当然の結末であろう。

 新規商品開発は企業にとって大きなリスクを伴うのは確かだ。だが、それをあえて避けず、果敢に挑戦し続けてものにするところにこそ、「世界のモノ作り、日本の製造業」の本質があると私は考えている。

 セイコーの電子腕時計、キヤノンの一眼レフカメラの技術がそろってインクジェットプリンターの商品を世の中に提供し、世界中に展開して日本製造業の商品開発力を証明した。電子時計もインクジェットプリントの技術も、欧米では既にずっと前から原理的に知られておりそれなりの進化もしていたが、それが今のような素晴らしい性能を発揮するスタンダード商品になるとは、世界の誰もが想像していなかった。それを具体的に実現した技術者達の執念は、製造業で生きる日本という国の鑑と言えるだろう。

 同じフィールドにいた私たちは、先進諸国の技術動向をことごとく分析評価してはいたが、化学は日本の機械屋の技術力を過小評価していた。キヤノンの技術者はその定説を完全にひっくり返すことをやってくれた。まさに、日本の製造業の底力を示した功績は素晴らしい。もちろんセイコーエプソンも方式は異なるが、同じようにインクジェット技術分野で日本の製造業の底力を示した。プリンターという広いマーケットで、いずれも日本企業が世界のトップを占めたという実績が素晴らしいのである。そしてこの成功を継続することが極めて重要なのであるが、それができていないのが情けない。大きな障害となっているのは、技術力の問題ではなく経営者の経営哲学、経営方針にある。現場の力の本質がどこにあるのかを分からず、派遣労働力によるコストダウンで利益獲得に走ったり、特許権という新規商品開発を支援する本来の特典を、自社の独占利益を守ることに駆使するという姿勢が企業の社会的責任として視点で大きな失点となっている。 素晴らしいキヤノンのプリンターから発せられる、

「インクの残量が正しく検知できません」

とか

「下記のインクタンクが複数取り付けられています」

等といったまるでナンセンスで馬鹿げたメッセージが空しい限りである。多くの顧客が困り果てている現実をネット上でもたくさん見るとができる。この企業経営者は一体何を考えているのかと唖然とさせられる。 

「カートリッジのリサイクル、やってみな」  技術者には、「できないは禁句だよ」、「こうすればできる」それを本当の経営者は、みな待っているはずだ。

 今年35歳の若い年代層が生き生きと挑戦し続けて、世界の市場で活躍する世界が製造業にはあるのです。その舵取りを早くしないと、本当に日本社会には後継者がいなくなってしまうだろう。 

 

2009年02月25日

製造業の社会的使命 新規商品開発

 製造業が社会的責任を果たす上で最も基本的課題は新規商品開発をし続けることです。これを実現するシナリオを持ち合わせない製造業は、もはや日本の製造業としての使命は終わっているといっても良いでしょう。世の中にモノがあふれ、大量に作ることばかりを考えてきた20世紀末期の製造業は日本ではその存在価値を失っているといわれても仕方がない。それだけ世界は豊かになっているのです。

次の進化、生き残りをどのような新規商品で実現しようとするかが問われています。そのための答えとして高機能複合材料というコンセプトがあるのですが、それを実現するための手だてを現在の製造業は持ち合わせていないのではないかと私は懸念しています。解決のキーワードは、「組み合わせ」です。

機械、電気、化学材料この三つの組み合わせで私たちは長年高機能複合材料分野で製造業を続けてこれました。そして、製造現場にはその複雑になった工程を日々改善向上できる有能な現場オペレーターがついていたのです。材料も人材も異種、異質の機能、才能が高機能複合材料を開発するための要件です。それらを活かすレシピが企業の本当の財産になります。それがないのでは、製造業ではなく単なるサービス業ということですね。コストダウンは、製造業が成長発展するための必要条件ではありますが十分条件にはなりえません。技術者は、自分の専門力を背景とした具体化のためのアイデアを持ち合わせていないといけません。文系の人たちの、お金の物差しでは思いつくことができないアイデアが出せないと日本製造業は生き残れないのです。

 

2008年07月30日

大型有機ELパネル、いよいよ松下も本腰に

s-松下、大型有機ELパネル.jpg
有機ELの大型パネル開発競争は、いよいよ「バックキャスティングモード」に入ってきた。成功する革新的な生産技術の開発というのは、これまでも常にこのモードで行なわれてきた。官や大学等で行なわれている様々な技術開発モードとは基本的に違う産業界特有のやり方である。
これからの「モノ作りニッポン」を支えて行くためには、リードする製造業が次々とこのモードで革新的な生産技術開発に取り組むことが不可欠となる。
今から何年後にこのような商品の製造販売を開始するという、リーダーの強い意志を開発者全員に徹底するということが非常に重要だ。当然相当の開発に向けた資源投資も予め準備しなければならない。用地や製造要員の確保も保証されていなければ具体的な構想とは言えないだろう。
有機ELの基本的な発光原理は公知となってもう久しい。試作品も一部先行グループによって発表されている。 では、それを一体どうやって量産するかということになるのだがそれは、当分の間公表されることは無いはずだ。韓国サムスン電子、我が日本のソニー、松下、キヤノンがそれぞれ秘策をもって取り組んでいるようだが、これ以外にも二、三社が参入を計画しているかもしれない。
この勝敗を分ける重要なポイントは、今薄型パネルで全盛を謳歌している液晶パネルとは全く違うシナリオ(キー・テクノロジー)が登場してくるということである。それは、これまで有機ELの材料開発、基礎研究、試作品を開発してきた各研究機関での方法とはまるで異なる方式が登場するということを意味している。 現行の大型液晶パネルを凌駕するための次世代パネルは、まずガラス基板をプラスチックフィルムに代え、バッチ生産をロール・ツー・ロールの連続方式に代えるという大きな「バックキャスティング・命題」がある。 そんなものはそう簡単に出来るはずがないと無理な理由を次々並べ立てるのは、学識経験豊かな研究者のごく一般的な言ですが、生産技術開発者というのは、その路線から外れた非常識、馬鹿の集まりと言えるのかもしれません。
私達は先進的な生産技術開発をいくつも手がけて来ましたが、その奥義がいわゆる学会等で公表されるのには10〜20年はかかるでしょう。とてつもない新しい生産技術が認知されるためには、その技術の再現性が保証されなければなりませんが、第三者が生産技術の再現性を証明するためには、その実証設備がないのです。通常、大型液晶パネルや有機ELパネルの生産設備というのは、世界に一つしかないものなのです。
2008年07月08日

塗布型有機ELフラットパネルの生産技術開発のバックキャスティングとは

フラットパネル生産技術.bmp
21世紀のフラットパネルの本命は、有機EL方式が本命だ。 液晶パネルが北京オリンピック開幕に向けて熾烈な開発競争を続けてきたが、その勢力マップが一段落した。当面はシャープの液晶パネルの天下が続くはずである。次の戦いというか、ブラウン管テレビの後継となる、大画面フラットパネルディスプレイとして本命となる商品は、どのようなものであるのかを論じると、その本命は塗布型有機ELパネルであるというのは、大方の異論はないところである。
しかし、ではどのような方式で大画面、高機能有機EL方式フラットパネルを生産したらよいのだろうか? ここの点に来ると、ほとんどのグループが暗中模索段階で、確固たる生産技術開発の哲学を持って取り組んでいる開発グループは公表されていない。
塗布型有機ELパネルの生産技術を手に入れるためには、どのような命題があるのかそれを明らかにし、その具体的な解決策を実証するのが「塗布型有機ELパネル生産技術開発プロジェクトのバックキャスティングである。
2007年03月22日

人間の仕事は、独創性

ss-chesscomputer.jpg

 この映像は、1997年、即ち20世紀の第4コーナーでの事件を報道したものだ。(朝日新聞)即ち、それまで不敗を誇っていたチェスの名人がIBMのチェスコンピュータ、ディープブルーに追い抜かれた瞬間の、人々の驚きと落胆を伝えるものである。
人々の憧れである名人の頭脳が機械に負けるということは、確かにショックであった。
しかし、論理的な思考に基づけば、必勝法が存在する命題、即ち将棋とか囲碁とかのルールが明確に定義されている世界では、人間はコンピュータに勝つことは出来ないのは自明の理であるから、そんなに落胆することもないのである。
しかし、それを言ってしまっては何も面白くないだろう。
人間の素晴らしさは、修練の賜物としてそう簡単には正解の分からない問題でも、瞬時に解き明かせる力を持っているということなのではないかと私は考えている。

 そして、もっと素晴らしいのは正解の存在しない世界、例えば新規商品開発みたいなことを自由に発想することが出来る能力を持っているということなのかもしれない。

 2007年3月21日、将棋の渡辺明竜王が、将棋ソフト「ボナンザ」と公開対局して勝利したという報道を目にして、10年前の「ディープブルー対名人」の歴史的一戦を思い出した次第である。竜王もいずれは追い抜かれる相手であることを自覚したそうだが、少なくとも私が生きている間は負けないでいてもらいたい。
2007年02月03日

マイクロカプセルのコーティング

 ss-pbdn.jpg

 紙の付加価値を高める手段として「表面コーティング」というものがごく一般的に行われている。印刷用紙というのは、その代表例であり、印刷品質を高めるために紙の表面にコーティングを行い、紙という素材の付加価値を高めて来たわけだ。

 印刷品質は、素材表面の平滑性で決まると言うのが平版印刷を主体とする分野の従来の常識であったが、その常識も印刷方式そのものが変われば変わってしかるべきだろう。
 最近は、インクジェットプリンターの普及(台数では断然、世界一になっている)により、印刷用紙に要求される品質は単なる平滑性では決まらない。

 平滑性を上げるための処方設計とか、塗布方式という従来の技術は最早研究開発の主流ではなくなっている。現在最も重要な付加価値を高めるコーティング技術と言うのは、「輪郭コーティング」という概念である。

 原紙表面の凹凸に塗料を埋め込んで、厚化粧をして平滑な表面を作り上げてきたコーティングの基本コンセプトは、古くなってしまった。
 輪郭コーティングと言うのは、原紙表面の凹凸に沿って均一な厚さのコーティング層を付加し、原紙の表面風合いを生かしながら、均一な機能を発揮させるコーティング技術である。

 どのような機能層を形成させて、紙という素材の付加価値を高めるかは、新規商品開発の発想の見せ所であろう。

 ここで示した断面写真は、SSG輪郭コーティング技術を駆使して製造される、表2層、裏1層のマイクロカプセルを含む機能層を原紙の表面に形成した高機能商品の例である。

 生産技術的には、それぞれの層が均一な厚さで重なって、明確に機能分離した層を構成しているが、それを断面写真で示すには、なかなか精細な職人技術がないと不可能である。

 この写真は、日本電子(株)小倉氏の苦心作である。
2006年05月07日

膜設計で価値が決まる

 マイクロカプセル微粒子顔料多層高機能膜設計等の技術を駆使した、各種記録材料、塗布製品の商品開発や生産ライン再構築、工程安定化、得率向上などに係わる業務分野の事業革新をサポートさせて頂きます。

 これまでの経験から申し上げれば、昨今の新規商品の価値は膜設計で決まると言っても過言ではないでしょう。
いかに高機能の膜を開発し、それを商品に盛り込めるかが勝負です。
 「様々なケミカル材料を独自の発想で複雑に組み合わせて新しい機能を生み出す」、ここのところが面白いのですね。

 その開発研究の成否は、如何にして各種の組み合わせ実験の効率を高められるかにあります。

 数十種類の組み合わせを盛り込んだ膜設計処方を、一人の作業者で、短時間のうちに効率的にサンプル作成が可能であれば、明日からの実験水準の絞込みがどれ程やり易くなるか、その効果は計り知れません。
 実験水準が多すぎると尻ごみをしていては、なかなか競争相手に勝つことはできません。
 研究開発効率を高める開発手法とツールが私達からのご提案です。
 「BSG装置」は、なかなかの優れものです。このツールのお陰でこれまでに幾多の新規記録材料が生まれたのです。
 
 BSG装置の効能:
 1)多水準の実技評価サンプルが、少量の試作液で短時間で作成できる。
 2)多層膜設計で重要な、コーティング膜の動的表面張力挙動、塗布マップの作成、支持体材料の評価など、生産実機での適応性評価が容易にできる。

 しかもこの「BSG装置」での性能評価がそっくりSSG方式製造塗布機での性能評価と対応しているところに、この研究開発ツールの真価があるといえます。

 本件に関する詳細は、「洗心塾・モノ作りニッポンセミナー」にお問い合わせ下さい。

BSG01.jpg

これが、SSG輪郭コーティング技術確立に貢献した、初代BSG装置の貴重な写真
2005年12月08日

「商品を作れ、製品を造っては困る」小林節太郎

 富士フイルムのモノ作りを指導してきた小林節太郎氏の「私の履歴書」の中の言葉である。製造業の人間は、日々、製品を造ることに没頭している。自らの生産技術開発に明け暮れ、なかなか世の中のことに目が行かなくなることもしばしばである。自分の「試作品」が世界一であるという自負がある。実際問題、「試作品」を「製品」にするハードルの高さは、それを経験したことが人には想像もできないのではなかろうか。
 例えば、製品になるために三回の塗布工程が必要な製品が開発中であったとしよう。個々の工程の得率が90%であったとしても、これを3回重ねれば加工前の中間製品得率は70%代になってしまう。その後に来る色々なサイズの商品を作るための加工の取り都合ロスは更に大きく、とても採算に乗るような製品を造ることが出来ないということを皆が経験している。
 これが「製品」を造るためにこえなければならない非常に高いハードルなのである。今、フラットパネル業界で苦闘している皆さんの顔が目に浮かんでくる。
 しかし、そこで音を上げては駄目だというのが、小林社長の要求なのである。
 生産技術革新を進めれば、何とか製品レベルまでは到達するだろう。しかし、それは「製品」であって「商品」ではないということを小林社長は、我々工場サイドに突きつけている。
 はて、さて、では一体だれば「商品」というものを見たことがあるのだろうか?

 誠に失礼な言い方で恐縮だが、皆さんは「商品」を見たことがありますか?
2005年11月01日

再生紙R100の名刺(耐水性)インクジェットプリンター対応用 

s-名刺R100.jpg再生紙R100の名刺用紙です。耐水性が付与されています。
環境方針でリサイクルを掲げ企業のイメージアップを訴える企業は多い。真に環境を大切に思うのであれば、企業ロゴの入った名刺はR100即ち再生紙100%の紙を使って頂きたい。
私は、初対面の人との名刺交換の際にその基本姿勢を名刺のデザインや材質などで占うことにしている。R100の名刺にお目にかかると、はっとする。自分の思いを口先だけでなく具体的な形で表現していると思うからである。実際、R100の紙はコストがかかる。それでも自分は、環境保全の大切さを考えますというメッセージが行動に現れている。官業の方々は、コストは関係なく義務感で使っているから、この判断は当たらないかもしれない。
さて、ここでご紹介するのは耐水性R100名刺用紙である。これまでのR100名刺用紙には耐水機能がなかった。(写真上段)
新規商品は、耐水性が付与されている。水に浸漬してもインクジェットプリントのインキが溶け出さない。(写真下段)いずれもテストはキヤノンのMP740でプリントした。
本件について、是非自分もそのようなR100を作ってみたい、また名刺を使ってみたいというグループは洗心塾へ。
2005年10月07日

新しい「偽造カード認証システム」

 偽造、盗難カードによる被害に対する補償について、新しいルールが定められたようですが、偽造、盗難であることの認証に大きな課題が残されています。
 そこでSTGグループからの新規商品化のご提案です。
 コストのかかるデジタル暗号技術に依らない、完全アナログ技術によるカードの真贋判定方式です。この方式は、従来のエンボス文字読み取りを更に進化させた新技術で、従来のエンボス読み取り機のあるATM装置であれば、そのまま小改造で対応できますので大掛かりなシステム構築が不要です。しかも、使われたカードの真贋がたちどころに判定できるので、スキミングなどの犯罪が入り込む余地がありません。カード自体が本物か偽物かを直接判定できるため、顧客のカード管理が適切であったか否かが明確になります。即ち、「盗難車に対する補償は致しません」という全銀協の主張をより鮮明に打ち出せることにもなります。今のシステムは、デジタル技術に偏重しているためコストがかかり、しかも真贋の判定が不十分です。

STGの技術のポイント: 精密に設計されたマイクロカプセル技術を応用した「真贋判別シート」と「アドバンスト・エンボスカード」の組み合わせで構成されます。全てアナログ技術で構成されており、デジタル技術の危うさが全くない、真贋判定システムです。

このシステム実用化に関心のあるグループは、当事務所までお問い合わせ下さい。 
2005年09月30日

新規商品開発のすすめ 「プレスケール」に学ぶ

 新しい商品の開発をどう進めたらいいのだろうか。多くの企業経営者、研究開発責任者が頭を悩ませている問題である。私も在職時代の20年間は、この課題を忘れたことはなかった。一方で既存製品のコストダウン、他方で将来の飯の種となる新規商品開発という両方の壁の間であがいていた。私がこの壁を乗り越える手がかりを実感したのは、ある時この課題はこの二つの壁を両方同時に、組み合わせて乗り越えればいいと気がついた時であった。
 それまでは、感圧紙の製造部で競争の厳しい紙加工製品のコストダウン技術開発に明け暮れていた。既存製品のコストダウン競争だけの土俵で戦っていたのでは、競合相手に勝つことは出来てもその効果はたいしたことはない。いずれ追いつかれて、また次の苦しみが追いかけてくる。競争相手と同じ土俵で戦っていても、展望は開けないということである。そこで思いついた方向は、相手とは違う土俵を常に切り開くという発想で自分の身の回りを次々に見回し、新規商品商品化のシナリオを作りまくった。先ず最初に開発した事業は、自らの生産技術や処方設計を売るという技術ライセンスの仕事であった。その市場は、自分たちの製品が売られている国内市場を除いた、海外市場であった。この発想は非常にヒットし、世界中の市場で自らの生産技術が売れた。30年以上も継続し、国内の本業よりも利益貢献が大きかった。また、感圧紙で使っているマイクロカプセルと顕色剤を紙ではなくフイルムに塗布したらどうなるかを試して生まれたのがプレスケールというヒット商品だ。この商品は、当初それほどの開発費をかけたわけではなかったが、全社でも最も利益率の高いグループの商品で事業部門全体の活力を高めるのに貢献している。世界中誰も対抗商品を供給していないという点が強い。感圧紙の発色剤や顕色剤を主原料として生まれた感熱紙事業も、同じ発想で世界中の製紙業界に技術展開をすることができた。マイクロカプセルの技術は、更にどんどん進化し、医療用のレントゲンフイルムを感熱記録方式にする感熱フイルム商品や銀塩写真に代わるフルカラーの写真プリント材料を作り出す事業にも展開された。そもそも最初は、米国のNCR社が開発したゼラチンマイクロカプセルを応用した感圧複写紙の国内市場展開で始まった事業であるが、どんどん進化してついにはフルカラーの写真プリント材料の製造まで実現してしまった。この新規事業開発の発想は、これからの日本の製造業活性化に向けて日夜取り組まれておられる皆さんにも是非参考にしていただきたい内容やヒントが豊富に含まれていると確信している。一度試しに話だけでも聞いてみたいという方は、ぜひ洗心塾セミナーへお越し下さい。
2005年09月08日

R100名刺、新しいビジネスツール

 21世紀は環境の世紀! この時代にふさわしい、新しいビジネスツールとして再生紙100%のビジネス名刺の新商品開発を提案します。
環境を維持し、持続的発展を企業方針にかかえるからには、ビジネス名刺くらいは再生紙100%の名刺を作りたいと思いますが、如何でしょうか。

R100「サブラヒ名刺」の詳細はこちらです。